■間瀬銅山跡
元禄14年(1701)から採掘が始まったといわれる。最盛期は大正前半で、県内外の人々がどっと流入し約270人が飯場に住み、間瀬地区に多大な影響を与えた。品質の良い銅を産出し燕の銅器の原料に使われた。
■松岳城跡
松岳山(標高173m)は急峻で攻めるに難い要塞で、天神山城の一翼をなした支城と考えられる。
■岩室神社
弘化2年(1845)建立。神明社、十二神社、諏訪社、御鉾神社、稲荷神社の5社を神明社の地(現岩室神社)に合祀。神明社の祭神は天照皇大神(伊勢神宮の内宮の神)と豊受大神(外宮の神)。
■浄専寺
浄土真宗・東派。庭園は地元の石を使い、名庭師・美石(通称ねこ)によって作庭された枯山水庭園で、県指定有形文化財。狭い土地ながら広大なイメージを醸し出し、室町文化の営みが見受けられます。
■天神山城跡
天神山(標高250m)は全山が雄大な縄張りを持つ山城の跡。城主は小国氏で上杉氏の一国支配下となり、慶長3年(1598)上杉景勝の会津国替えに際し廃城となった。
2009年NHK大河ドラマ、火坂雅史氏著書『天地人』主人公直江兼続の実弟大国実頼が最後の城主を務めた。
■青龍寺
天平8年(736)行基菩薩創建と伝えられる真言宗の古刹。弘法大師越後21ヶ所霊場札所。「天の浮舟(宇宙船?)」ではないかといわれる舟地蔵がある。周辺には青龍寺遺跡の名で、縄文中期・後期の土器・石器が出土。
■種月寺
文安3年(1446)薩摩出身の南英謙宗(なんえいけんしゅう)が開基。越後曹洞宗4大道場の一つ。本堂は国の重要文化財で、毎年6月19日には開山忌が行われている。
■楞厳寺(りょうごんじ)
村上天皇(946年即位)の皇子、桃井法親皇の悲願によって創建されたといわれ、親皇の陵墓が五輪塔で残る。曹洞宗。厄除けや「酒吞童子伝説」でも有名。